シリカハイブリッドポリイミドフィルム[ポミラン]

ナノシリカが均一分散したポリイミドフィルム「ポミラン」

 当社は、タイマイド・テック社(本社:台湾)と協力し、ポリイミドマトリックス中に平均5nmのナノシリカ粒子が分散した特殊な構造を持つシリカハイブリッドポリイミドフィルム「ポミラン」を開発し、工業化しました。ポミランは、当社のハイブリッド技術と、タイマイド・テック社のフィルム化技術の融合によって開発されたポリイミドフィルムです。

 ポミランの透過型電子顕微鏡(TEM)画像では、樹脂中に粒子径が約5nmのシリカの超微粒子が極めて均一に分散していることが確認できます。シリカの粒子径は極めて細かく、ゆえにフィラーやガラスクロスとの複合化とは異なり、フィルムに凹凸や濁りは全く生じません。

 ポミランは、ポリイミドフィルムでは困難と考えられていた湿式めっき法で金属シード層を形成でき、高い金属密着性と耐久性を示します。それぞれのナノシリカ粒子はポリイミドに化学的に結合しており、この3次元架橋構造によって、温度や湿度に対して高い寸法安定性が得られます。熱膨張性が銅やSUSに等しいポミランNとシリコンやガラスに等しいポミランTをラインナップしています。さらにナノシリカの存在が金属イオンの拡散防止に働き、耐イオンマイグレーション性に特長を有します。これらのポミランの特長はいずれも、今後ファインピッチ化が進む回路基板用途で極めて有用であると考えられます。また、シリカを複合化することによって、ポリイミド本来の特長である難燃性、耐熱性、絶縁性などの性能に影響することはありません。

ポミラン外観
ポミラン外観
めっきしたポミラン
めっきしたポミラン
めっき断面図
めっき断面図
ポミランの透過型電子顕微鏡(TEM)画像
ポミランの透過型電子顕微鏡(TEM)画像

 

製品一覧表

品名 成分 膜厚(μ) 幅(mm) 熱膨張係数
(ppm/℃)
難燃性 特長
T シリカハイブリッドポリイミド 12、15、25、38 250-1,100 4 94V-0 金属密着性、寸法安定性
耐マイグレーション性、セミアディティブ用
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