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低誘電ポリイミド樹脂PIAD で当社初のバイオマスマーク認定を取得しました

2023年10月 4日

当社は第5次中期5カ年経営実行計画(2021~2025年度)において、持続可能な地球環境と社会の実現に向けてサプライチェーンを通じたCO₂排出量削減を重点課題の一つとして捉えております。その施策の一つとして、次世代通信技術「5G」で使用されるミリ波に対応可能なフレキシブル基板向け低誘電接着剤として注目されている低誘電ポリイミド樹脂PIADの2製品について、このたび、一般社団法人日本有機資源協会の「バイオマスマーク認定*」を取得しました。当社製品でのバイオマスマークの取得は今回が初めてとなります。
*バイオマスマークは、生物由来の資源(バイオマス)を活用し、品質および安全性が関連する法規・基準・規格等に適合している環境商品に表示が認められるマークで、一般社団法人日本有機資源協会が運用しています。マークにはバイオマス含有率を表す「バイオマス度」が表示されており、下限値10から最大値100まで5%刻みで設定されています。

バイオマスマーク
   *商品名:PIAD152H
   *マーク表示バイオマス度:45
   *認定番号:230036
   *商品説明:植物由来原料を配合したワニス


バイオマスマーク
   *商品名:PIAD252
   *マーク表示バイオマス度:40
   *認定番号:230037
   *商品説明:植物由来原料を配合したワニス

 

<CO₂削減貢献量について>

また、植物由来原料分を仮に石油由来原料に置き換えた場合と比較して、Cradle to Gate(原材料調達+製造)による該製品のLCA(ライフサイクルアセスメント)を算定したところ、PIAD152HおよびPIAD252のCO₂排出量はそれぞれ32%および21%削減されます。

引き続き、サプライチェーンの持続性確保に寄与し、持続可能な社会の実現に貢献するような製品開発を推進してまいります。