製品の環境配慮

粘着・接着剤に欠かせないタッキファイヤー

製品の環境配慮 粘着・接着剤の多くには荒川化学のロジン(松やに)をもとに製造されるタッキファイヤー(tackifier=粘着付与剤)が幅広く利用されています。タック(tack)とは「べとつき」という意味で、接着・粘着剤の製造には必須の材料です。

 1970年代までは有機溶剤系の粘着・接着剤向けタッキファイヤーとして業界に提供してきました。しかし、有機溶剤が環境に及ぼす影響が問題になり始めた1980年代初頭から、水系の粘着・接着剤をターゲットにしたエマルジョン型タッキファイヤーの開発に着手した結果、業界に先駆けて、ほとんど有機溶剤を含まない高性能のエマルジョン型タッキファイヤーの開発に成功しました。環境規制がいっそう強まった2000年以降、自動車や住宅といった高い接着性能と品質が求められる分野でも用途を拡大していきました。当時、住宅分野ではホルムアルデヒドなどのVOC(揮発性有機化合物)によるシックハウスが大きな問題になっており、国によるVOC指針のもとで各産業界が削減への取り組みをスタートさせていました。そういった状況の中で、独自に開発した特殊な乳化技術によって、2003年にエマルジョン型タッキファイヤーの完全無溶剤化を実現しています。
(詳しくは環境・社会報告書2010をごらんください)